第22回 検定
フォトマスター検定に合格なさった皆様の写真との関わりや検定受験の動機は様々です。
ここでは合格者を代表して成績優秀者のお声を一部紹介いたします。
文部科学大臣賞
1級最優秀賞個人賞
1級最優秀個人賞/準1級 文部科学大臣賞

信谷 晴樹さん
楽しい写真撮影趣味の一つとして写真撮影を始めたばかりの頃は、あちこち歩き回っては記録写真のようなも のを撮りためていました。たまに気に入った写真があると、プリントして部屋に飾ったり、資料にして絵を描いたりしました。ですが、写真の見直しはほとんどしませんでした。撮影したことすら忘れてしまうことが多かったです。このような調子ですから、撮影の技術は全く向上しませんでした。本格的に写真を学び始めたのは、SNSで写真を公開するようになってからでした。色々な人の写真を比較することで、同じ被写体でもずいぶん違う印象の写真が撮れるものだと知り、あらためて撮影の楽しさに気づいたのです。それからは、写真を撮るたびに、どうすればもっと良い写真が撮れるかを考えるようになりました。また、被写体ごとにじっくり時間をかけて試行錯誤するようになりました。この段階になってようやく、焦点距離や絞り、ISO感度、シャッター速度といった初歩的な事柄について勉強し始めました。そして、写真の撮り方を調べるために、書籍やWebで情報を集めるようになりました。しかしながら、基礎知識が足りないため、どうしても理解できない部分が多くありました。 そこで、写真に関する知識を体系的に学ぶために、フォトマスター検定を受験することにしました。2級から受け始めて、今回の受験で1級を取得することができました。高度な内容を学ぶ際には、基礎知識の重要性を痛感しました。例えば、メカシャッターと電子シャッターの動作を知っていれば、ローリングシャッター歪みの原因や電子先幕の動作など多くのことが容易に理解できます。そのため、下位の級から順に勉強することをおすすめします。 試験勉強を通して得た知識のおかげで書籍やWebの情報がかなり理解できるようになり、写真撮影の楽しさが更に増しました。加えて、事前に知識があることで、撮影時の判断で迷いが減り、撮影技術も向上しました。フォトマスター検定を通して学んだことを活かし、今後も研鑽を重ねて写真による表現をより深く追究していきたいと考えています。
1級最優秀賞個人賞

河原 吉男さん
検定を通じて写真の魅力に取りつかれましたこの度は、一級最優秀個人賞を授賞いただき、誠にありがとうございます。身に余る光栄に存じます。
私が初めて本格的なカメラを手にしたのは10年ほど前のこと、友人の結婚式二次会のビンゴ大会でたまたま当たったデジタル一眼レフカメラでした。以来、ことあるごとに写真撮影を楽しんではきましたが、正直なところ、趣味として没頭するまでには至らず、カメラやレンズの構造、撮影技法などについて深く理解することなく、使っておりました。そのような私でしたが、現在の勤務先で、カメラを扱う部署に昨年異動となり、業務のためにカメラの知識を深く身に付ける必要がありました。そんな折、社内でフォトマスター検定の講座が開催されていることを知り、たとえ合格できなくとも、検定に向けた勉強をすることは自分の業務に役立つはずだと思い、受講を決めて、検定に向けて勉強を始めました。
いざ、公式テキストを開き、過去問に取り組んでみると、その出題範囲の広さに驚かされましたが、一台のカメラのレンズの奥に無限に広がる、撮影技法・写真史・カメラの構造・レンズやフィルターの種類・フォトレタッチ・フィルムや印画紙・現像処理・・・といった膨大な知識の海に、臆することなく、その奥深さに感服し、わくわくしながら、自分の中に取り込むことができました。分からないところがあれば、インターネットで調べたり、同じ部署のカメラに非常に詳しい方に教えていただいたり、また、知識を定着させるために、テキストを何度も何度も読み込み(一度目に読んだ時になんとなく分かった気になったところでも、一度通読し、全体像を理解した上で、二度目、三度目と読んでいくと、これはそういうことだったのか、とより理解が深まっていきます)、過去問もできるだけ数をこなし、自分の弱い分野を把握して、テキストを読み返し、徹底的に暗記する、といった方法で勉強を進めてまいりました。その結果、無事検定に合格し、最優秀個人賞まで授賞いただけました。
検定に向けて習得した知識は、今後の自分の業務に活用していくのはもちろんですが、自分自身、今回の勉強を通じて、写真の魅力、奥深さにすっかり取りつかれました。今後は、習得した知識を自分のカメラライフに活かして、写真撮影をより楽しんでいき、また、知識だけではなく技術も磨いていきたいと思います。
1級優秀個人賞

杉江 寿夫さん
フォトマスター検定の受験を通じて得たものこの度は優秀個人賞をいただきまして大変光栄に思っております。
私は、写真を初めてから既に45年強が経過し、熱心な写真活動が高じて8年前から、
「ディック スギ」名で寫眞家(写真作家)として活動しています。
カメラ自体も好きで、昔からカメラ雑誌やカメラに関する数々の書籍を愛読していたため、自己の写真活動を通常に行うために必要な知識は有していると考えていたことから、フォト検とは縁がなかったのですが、現在、勤務している写真関係の会社では、フォト検の資格の取得が推奨されていることから、今回受験をしてみようという気になりました。
受けるなら自己の写真の経験からすると1級だろうと考え、昨年の過去問を解いてみたところ、ボーダーラインにギリギリといったところで、これでは真剣に取り組まない合格は覚束ないと危機感を覚えました。
この検定に対応するためには、過去問を解いて、知識が曖昧な箇所を押さえることが、合格への早道と考え、「公式テキスト」と「過去問題の解答と解説」を購入し、過去10年分の問題を解いて、よく分からないものは「公式テキスト」で確認し、間をおいて再度解いてみるという流れで知識の定着を図りました。この方法は間違っていなかったと思います。なお、「公式テキスト」は、各分野ごとに分かりやすく説明されているため、フォト検の勉強以外でも使える有用な参考書です。今後も手元において活用していきたいと思います。
こうしたフォト検定に向けての勉強を通じて、写真やカメラに関して、これまで分かっていると思っていたものが、曖昧なものであったり、弱い分野が分かり、その理解が進んだため、有意義であるとともに、楽しいものでした。
写真は、カメラを介して作品の基となる画像を得ます。さらにデジタルカメラが主流の時代となり、失敗のない写真がごく普通に撮れるようになりました。そうした写真の特性上、初心者であっても人を感動させる写真が撮れる可能性があるため、芸術の分野では、写真は趣味として始めるには敷居が低い分野といえます。ただ、継続的に通常レベル以上の写真を作品として生み出すことは、一定程度の技法や知識は身に付ける必要があります。その知識面を補うための方法として、フォト検に向けての勉強はとても有効と考えます。
今回のフォト検を通じた経験を基に、自己の写真活動をさらに充実したものにつなげていき、多くの方の心に響く作品を発表していきたいと考えています。
1級優秀個人賞

小沼 正明さん
カメラと共にこれからもフォトマスター検定1級の優秀個人賞に選出頂き、誠にありがとうございました。
私が初めて手にしたカメラは110フィルムを使う、とても単純な構造の小さなカメラだったと記憶しています。それから気がつけば早50年近くが過ぎ、これまで手にしてきたカメラはフィルム、デジタルを問わず結構な台数になり、途中からは数えるのをあきらめました。「カメラを身近におくだけで何だかQOLが上がる気がする」そんな病膏肓に入る私と同好の諸兄も決して少なくないのではと拝察いたします。
年々、スマートフォンが高性能化し、誰でも簡単にきれいな写真や動画が撮れるようになった現代、それでもファインダーを透してシャッターを切り、その瞬間を目と耳と手に伝わる感覚を味わう事ができるカメラという官能的なガジェットは、今後とも私を含めた多くの人々を魅了し続けていくことでしょう。
このたび、私も還暦を過ぎたひと区切りとして、もう少しだけカメラについて体系的に学んでみたいと考え、たまたま知見を得たフォトマスター検定に挑戦してみようかと思い立ちました。ただし公式テキストの初見の際には、これホントに合格できる人はいるのかなと思うほど、私にとって高度で多岐にわたる内容が網羅されており、沼とも称されるカメラの世界の深淵をのぞきこんだ気持ちでクラクラしたのを覚えています。しかしプロならぬアマチュアの身、それも趣味の延長線上のことではありますので、試験の合否はひとまず頭の片隅に追いやって、カメラの文化や歴史に触れた素晴らしいテキストを毎夜楽しく読みふけっておりました。
そのような状況ですので受賞のお知らせを頂戴したのは望外の喜びです。今後は学習を通して得られた知識を柱として、よりいっそう楽しみながらカメラとの付き合いを深めてまいりたいと思います。
1級優秀個人賞

山中 幸義さん
フォトマスター検定を受験してこの度は優秀個人賞に選出いただき誠にありがとうございました。
私は仲の良かった友人の影響もあり、14歳で初めて一眼レフを手にしました。
当初は風景や人物写真を主に撮っていましたが、スキューバダイビングのライセンス取得後は水中写真も撮るようになりました。
好きな写真を生業にすることができれば幸せだろうなぁと常々思っていましたが覚悟を決めるだけの勇気や自信もなく、その道に進むことができませんでした。
そんな中、私にとって転機が訪れました。COVID-19の大流行です。この間、自分の人生を見つめ直す時間をたくさん作ることができ、以前から抱いていたプロになる夢を改めて追いかけようと強く決意しました。
プロの指導を受けながら撮影技術の更なる向上を目指していた最中、フォトマスター検定の存在を知りました。受験しようと思ったきっかけは、撮影技術だけでなく、専門知識についてもプロとして恥ずかしくないレベルに向上させたいと考えたからです。テキストに記載されている内容は長年の経験から何となく知っていることもありましたが、その根拠となる原理などを知ることで腑落ちすることができたので学んで良かったと思っています。また、機材も今やデジタルカメラが主流となっているため、より良い作品作りにはレタッチ技術の向上は必須となります。レタッチも今までは何となく感覚的にやっていましたが、フォトマスター検定で学んだことによって一皮むけたように感じています。
受験勉強は大変でしたが、その苦労に見合うだけの収穫も多数あったので本当に受験して良かったと思っています。
フォトマスター検定に無事合格できたことだけでも嬉しかったのですが、更に優秀個人賞までいただけたことは私にとって大変名誉なことであり、先々への自信にもつながりました。
これからも更に精進を重ね、写真の力で一人でも多くの人々を幸せな気持ちにできるようなフォトグラファーになりたいと思っています。
1級優秀個人賞

宮崎 恭一さん
挑戦が拓いた新たな視点私はカメラレンズの設計を生業として長年携わってきました。この度、自己研鑽の一環としてフォトマスター検定一級に挑戦し、合格を果たすことができました。さらに、優秀個人賞という名誉まで授かり、大変光栄に思っています。今回の受験を通じて感じたのは、これまで培ってきた光学の知識や写真技術が基盤となった一方で、試験で問われる広範な内容が、自分の知識をさらに深めるきっかけを与えてくれたことです。特に、カメラの歴史や撮影技術の実践的な知識が求められる場面では、新しい発見や気づきを得ることができ、日常業務での視点も大きく広がりました。
55歳という節目の年に挑戦したことで、自分自身の限界を超える喜びを味わい、これからのキャリアにも新たな刺激を得ることができました。この検定は、趣味として写真を楽しむ方だけでなく、写真や光学に関わる仕事をしている方にも非常に有意義なものだと感じます。これからも挑戦を続け、写真文化の発展に寄与していきたいと思います。このような学びの場を提供してくださった試験運営の皆さまに心より感謝申し上げます。
1級優秀個人賞

丹伊田 拓也さん
カメラと写真の未来に添えてこの度はフォトマスター検定1級の優秀個人賞を授かり大変光栄に存じます。
この文章を読まれている方の多くは、今現在カメラを嗜まれている方と思います。
そんな皆さまに差し出がましいようですがお願いがございます。皆さまのお力で近しい方、ひとりでも多くの人にカメラで撮影することの楽しさやカメラで撮った写真が与える感動を教え伝えて頂きたいです。
私の紹介写真は妻と「フォトマスター検定試験終わったら旅行行こう!」と'24年11月下旬に行ったテーマパークでの写真です。
カメラをやってる雰囲気は銀色のカメラ装具からお察しください。
撮影を楽しむ私はそんな旅行中でもチェックしてしまうんですよね、すれ違う方のカメラを…と覗き込んでいると、
沢山の人が入り乱れるテーマパークでカメラを持っているのは、殆どが海外から来られている方。
海外の人がキヤノンやソニー、富士フイルムなどのカメラを持って撮影を楽しんでいる。日本のカメラは海外の人にも広く信頼され浸透しているのだと…これは嬉しい!
一方で「あれ?日本人でカメラ使ってる人さっきのニコンのお姉さんと…オレと?」
地方在住の私は、とは言っても日本最高峰のテーマパークならカメラ使ってる人結構いるだろうワクワク。と
期待に胸を膨らませておりましたが、丸一日過ごしても日本人のカメラユーザーは殆ど見かけず寂しい気持ちを覚えました。
こんな日本におけるカメラ熱を引き上げていくのに1番後押しになるのは、カメラを楽しんでいる私たちがその楽しさを伝えていくことだと思います。
ありがたいことに、最近はカメラが気になりだした家族や同僚に「カメラ何を買ったらいい?」と相談を受ける程になりました。ただ実際に購入に至るかは価格高騰もあり難しい状況です。それでも私なりに「〇〇さんにはあのカメラが似合うと思うよ!」とカメラの画像を見せながら話すと興味津々に見てくれます。
こうして写真愛好家の私たちが熱意を持って伝えることで1人また1人とカメラユーザーを増やし、一歩一歩日本人の写真機に対する認識を変えていきカメラ文化の継承と発展に繋がると信じ、お願いをさせて頂きました。
結びに、そんな思いを沸々と抱いていた中たまたま巡り合ったフォトマスター検定。自らのカメラや写真に対する知見を正し、深めた学びはこれからの撮影、カメラでの人の繋がりををより豊かにする学びだったと、大変でしたが合格も出来さらに嬉しい賞も頂き幸せに思います。検定受験を通して得た知識を持って私自身もカメラ文化を紡いでいきます。ありがとうございました。
1級優秀個人賞/準1級優秀個人賞

這禽 直樹さん
自己満足からの脱却写真歴はと問われると約55年になります。
ほぼ半世紀になりますが、その間の写真に対しての思いとは、年月が経って記憶が薄れたときでも、ちょうど紙芝居の如く、写真の中にある物語が、写真を見ることで撮影したときの記憶を呼び覚ましてくれることから、人生の記録として自分のために撮っていました。
ところが最近は、SNSの登場によって、簡単に作品を紹介できる場ができて、しかも世界中の人々に見てもらえるようになったことにより、他の人が撮影した写真を以前は写真専門雑誌かコンテスト、個展でしか見ることができなかったのが、自由に見ることができるようになり、こんな撮り方があるのかと勉強になっています。
そこで、私もSNSに投稿するようになり、いいねのカウント数を見ては、自分の写真に対する評価として捉えていました。
そんな折、定年退職を機に、これまで一途にやってきた写真に関係した資格はないものかとネットで検索したところ、フォトマスター検定を知りました。
当初は長年写真をやっていたので、大丈夫だろうと鷹を括っていましたが、購入したテキストと過去問を見た瞬間、知らないことばかりで、これまでの写真に対する知識の浅はかさと、技術的な内容を理解しないで感覚だけでカメラを操作し撮影していたことを痛感しました。勉強していく中で、テキストや過去問の解説で疑問に思ったところは、メールで事務局に質問すると、懇切丁寧なご説明をいただき、大変助かりました。ありがとうございました。
おかげ様で、準1級と1級に合格することができ、しかも、優秀個人賞までいただき、これまでの苦労が報われました。
今後は、フォト検で学んだ知識を活用して撮影を行い、写真コンテストに積極的に出品し、目指すはEX認定コースを受験できればと思っています。
そして、これまでの写真は自己満足でしたが、これからは見る人に感動を与えることができるような写真が撮れたらいいなと、フォトマスター検定を受験したことで夢を持つことができました。
1級優秀個人賞/準1級優秀個人賞

髙石 隆一さん
よく考えて撮るフォトマスター検定は、初挑戦でしたがダブル受験にて準一級と1級に合格できました。
私が写真を撮り始めたのは中学生時代に写真部に入部してからです。当時は、薄暗く赤い光の下で現像液に浸した写真がじわじわと浮き出てくる事にドキドキわくわくしたものです。
仕事で画像処理のシステム開発をしていた事もあり、撮影に関する基礎知識はそれなりにあるつもりでおりましが、1級合格を目指して学習を進めていくと、知らない事が多くあり驚きました。
学習方法としては、最初に公式テキストを1読して過去問題を実施しました。初回は時間が足りなくなり50パーセント程度しかできなかったので少し焦りましたが、テキストと過去問を繰り返し実施することにより少しずつ理解が深まりました。
受験するのは1級と決めていましたが、過去問については3級を含めすべて実施しました、理由としては知識としてテキストの内容を漏れなく理解したかったからです。
フィルムカメラの時代は1本36枚のフィルムにて撮影することもあり、1枚1枚をよく考え丁寧に撮影していましたが、デジタルカメラの時代になりいつの間にか気軽に何枚もシャッターを押すようになっていました。
検定合格に向けた学習をしてからは、様々な知識がついたためか撮影時にいままで以上に1枚1枚よく考えて撮るようになりました。
これからは、学習した事を活かして撮影技術を磨き趣味の撮影ライフを楽しみたいと思います。
2級優秀個人賞

内田 久武さん
膝前十字靭帯損傷のリハビリランニングをきっかけに、スマートフォンで風景写真を撮り始め、SNS投稿するようになりました。
SNS投稿では、「写真で人を幸せに」との思いと独学で撮った写真で、それなりにフォロワーの反応が得られるようになりましたが、自分の知識には偏りがあると感じていました。
ミラーレス一眼カメラを購入する際、店員さんの名刺でフォトマスター検定を知り、「写真とカメラの知識を向上させよう」と検定の受験を始めました。
勉強はたいへんですが、今まで知らなかった知識が身に付き、努力は必ず報われ、合格できたときの喜びは、ひとしおです。
また、フォトマスター検定を受けることにより、写真とカメラの体系的な知識が身に付き、検定を受ける前と比較してレベルアップできていると思います。
写真を撮る上で一番大切なものは、情熱だと思いますが、正しい知識や技術の裏付けが無ければ、伝えたいものが伝えられないことがあると思います。
今後もフォトマスター検定の受験を通じて、人を幸せにできるような写真が撮れるよう、努力していこうと思います。
2級優秀個人賞

ぬきたさん
習うより慣れたらフォトマスター検定元々写真を撮るのが好きで、イベントの手伝いで撮影したり、知り合いにモデルをお願いし、ポートレート撮影を楽しんでいました。
あるイベントで知り合った仲間が写真を生業とする仕事をしており、一緒に受験しようと言われたのが受験のきっかけでした。
分厚い公式テキストを目の当たりにし、なかなか試験勉強が進まない時期もありましたが、仲間とカフェで問題を出し合って勉強したりと、資格や検定を受けるのが久しぶりだったこともあって、楽しく学びながら、当日を迎えることができました。
試験勉強の中で、今まで感覚で捉えていたものを理論的に理解できるようになったり、曖昧な定義だけしか知らなかった用語や現象を知ることができました。
検定合格はもちろん嬉しかったのですが、それ以上に、これまでの経験と学んだことがリンクし、自身のレベルアップを実感できたことが一番の収穫でした。
フォトマスター検定が無ければ、自分で改めて写真について学ぼうとすることもありませんでした。
この場を借りてこのような機会をいただけたことに感謝申し上げます。
今年一緒に受験した仲間とは、来年も受験しようと話しています。
次は1級合格を目指して、撮影も試験勉強も楽しんでいきたいと思います。
2級優秀個人賞

矢矧 槙悟さん
フォトマスター検定を受験して私が初めてカメラを手にしたのは2017年のこと、趣味である登山で出会った美しい風景を綺麗に写真に残したいという思いがきっかけでした。当時はf値やSSなど気にすることもなく、設定はカメラにおまかせで撮影をしていました。そんな中2022年に縁もあってカメラ関係の仕事に就くこととなり、フルサイズ一眼を手にして「どうやったらイメージ通りに撮れる?」「ネットで見たあの美しい写真はどうやって撮ったのだろう?」等考えるようになり、「カメラのことをもっと知りたい」と思うようになりました。
そこで職場の上司の勧めもありフォトマスター検定を受けることにしました。この検定ではデジタル一眼カメラの知識だけでなく、フィルムカメラに関する知識や、ストロボ等の周辺機器、写真文化に関することまで幅広い知識が問われます。そのため知らないことが多くありましたが、一方で興味のある分野の新たな知識を得ることは楽しく、また一カメラユーザとしてフォトマスター検定の学習に取り組む時間は有意義な時間であったと確信しています。この検定を通じて知識の幅が広がりましたが、今後もこれらの知識を活用してより一層カメラライフを楽しめればなと思っています。
改めて今回優秀個人賞をいただけたことを大変嬉しく思います。これに満足せずさらに深い知識をつけ、次回以降さらに上の級にも挑戦していき、今後も趣味と仕事の両面で写真の可能性を追求していきたいです。
文部科学大臣賞
3級最優秀個人賞/2級優秀個人賞

小西 圭睦さん
愛犬の活き活きとした姿を残したい愛犬を迎え共に過ごす中で、この子達と共に過ごした時間をきちんと残しておきたい。スマホで撮った日常もかけがえのない時間であるし、お出かけした時間も、毎日の散歩も、この時間は2度とこない。
そう思いながらワンコ友達が撮影したきれいな写真やプロの写真を眺め、どうしたらきれいに撮れるかな?カメラの知識をしっかり勉強したら、少しはきれいに残せるかな?とデジタルカメラの撮影基礎知識を最初から学ぼうと思ったところで、フォトマスター検定に出会いました。
勉強を始めると、デジカメだけではなく、レンズ・撮影機材の管理などのハード面、光の見極め方から撮影・仕上げまで幅広い知識を学ぶことができました。
また、フィルムカメラや写真文化などの歴史にも触れ、写真家や写真団体の展示会を観たいと思うようになり、趣味として写真をしっかり楽しんでいきたいと思うようになりました。
フォトマスター検定との貴重な出会いから、2級優秀個人賞・3級最優秀個人賞をいただき大変光栄です。
せっかく出会えた写真という趣味、この後も準1級・1級を取得できるように勉強を継続すると共に、当初の目的である「活き活きとした愛犬をきれい撮る」を目指して日々の散歩で撮影し、振り返る事でスキルアップし、記憶にも記録にも残していきます。
この度は、貴重な出会いをありがとうございました。
3級最優秀個人賞

國定 理緒奈さん
知識を糧に
この度は、最優秀個人賞に選出いただき心より感謝申し上げます。2級、3級の合格に加え最優秀個人賞を受賞することが試験勉強の開始当初からの大きな目標でした。不安や緊張の中初めて受験しましたが、無事目標を達成することができて喜びもひとしおです。
今回フォトマスター検定を受験しようと考えた理由は、良い作品を制作するにあたり写真やカメラの知識を広く身につけることが重要であると感じたからです。約4年前、大学1年生の終わり頃より写真を撮り始めました。主に趣味で鉄道のある風景を中心に撮影しており、鉄道雑誌への写真投稿や大学の写真部、サークルでの活動をしていました。そして写真を本格的に学び仕事にしたいと考え、大学卒業後に専門学校で学ぶことを決断し昨年4月に入学しました。入学後すぐ自分の実力不足を強く実感しました。単に技量が未熟であるというだけでなく、これまで独学で何となく撮影していたので写真やカメラに関する知識があまりなく間違った知識を持っていたということに気付き自主的に学ぶ必要があると考えました。写真やカメラの知識と一口に言っても様々な分野がある中、効率的に学ぶための指標としてフォトマスター検定を受験することを決めました。
受験にあたり試験勉強をする中で重視した点は2つあります。1つは実際に見る、触るなどして体験しながら学ぶこと、もう1つは過去の経験を振り返ることです。公式テキストや過去問を何度も見返すことも大変重要なことであると思いますが、実際に様々な機材を操作して実践することや過去に撮影した写真の設定を確認するなどしながら試験当日までの日数に余裕を持って学ぶことで知識がより定着しました。
私はフォトマスター検定に合格したからといって良い作品を制作することができるようになるという訳ではなく、あくまでも試験勉強で身につけた知識が着実に技術を磨くための助けになるものであると認識しています。今回の結果に決して驕ることなく、大好きな写真を楽しみながら目標に向けての努力や挑戦を怠らないようにしたいですし、さらに準1級、1級といった上位級の合格も目指していきたいと考えています。
末筆ではございますが、貴財団の益々のご発展をお祈り申し上げます。
3級優秀個人賞

菅野 航さん
夢は個展を開くことこの度は優秀個人賞に選出いただき、誠にありがとうございます。
3級/2級と受験し、どちらも合格できた事がとても嬉しいです。
出題範囲は幅広かったですが、合格したことで知識と自信がつきました。
写真を撮る事が好きで、遠出の際は必ずカメラを持って出掛けます。しかし設定はカメラ任せ、なんとなく感覚で撮影しておりました。
普段は風景ばかり撮っておりますが、家族写真やポートレイトも上達したいと思ったことや、撮影ボランティアなど活動をしていく中、カメラの基本をしっかり押さえ、シーン毎に思い通りの表現をしたい、スキルアップが必要だと考える様になった事が挑戦へのきっかけです。
本検定は数年前より興味がありましたが、タイミングが合わず、今回ようやく受験ができた運びとなります。
勉強方法は、主に事務局の公式テキストを活用いたしました。
かなり厚いですが、最後まで読み、練習問題を繰り返し解いたのが功を奏したようです。
3級〜1級までの出題範囲がカバーされたテキストですので、受験級以外の分野も興味深く読むことができました。
全級対応なので、次の目標である準1級に向け活用できるのも嬉しいポイントです。
写真は撮る人、見る人が変われば印象も大きく異なります。
また今この瞬間を形に残せる素晴らしいものです。
いくつになっても始めることができ、没頭できる趣味。
それもカメラの醍醐味だと思っています。
今後機会があればフィルムカメラにも挑戦しようと思います。
表現力を磨き、いつか個展を開く。今はそんな夢を持っております。
3級優秀個人賞

西 洋子さん
カメラ写真のことが知りたくて昨年シルバーカレッジに入学し、さてクラブ活動は何に入ろうかと考えた時、以前より興味のあった「写真クラブ」に入部しました。と同時にデジタル一眼レフを購入しましたが、カメラの構造さえ分からない状況・・・
そこへ写真クラブの先輩からフォトマスター検定の話を聞き、カメラと仲良くなるために、まずはこれから始めてみようと思い受験にのぞみました。
過去問を見ても分からない事だらけで、一つ一つ調べながらの勉強となりましたが、進めていくうちに少しずつですが色々な知識を習得することができ、また途中からは試験勉強であることを忘れ、すべてが新鮮でとても楽しく学ぶことができました。
そして、今回3級合格と共に「優秀個人賞」をいただけたことは、とても嬉しく光栄に思います。
フォトマスター検定はカメラ・写真についてとても体系的にまとめられており、次へのステップとして、学んだことは大いに役立ちます。
これからもMy カメラと共に、学んだことを実践にうつし、写真を楽しんでいきたいと思っています。
3級優秀個人賞

桶谷 雅人さん
「可愛い」とは好きな人を撮り続けてふと思う。この人の可愛いをこの一枚に収めるにはどうしたらいいのか。受検理由はそれだけである。
「可愛い」とは抽象的な言葉である。人により想像する事物、事象は異なる。他人にとっての「可愛い」は自分にとっての「可愛い」とは違う。「可愛い」の感性や観点は人の数だけあり、定義などできない。ならば、可愛い一枚とは撮り手の自己満にすぎないということか?
否、可愛いものを可愛く写すためには知識が必要である。目の前の存在を可愛いと思っていても、収まる瞬間に削ぎ落とされてしまう。どうにも写らないものや写せないものがある。それを食い止める術が知識であり、人は学ぶ。私は撮るために学ぶ。
では、知識があれば可愛く撮れるのか?それもまた否。設定に気を取られ、目の前の存在をロクに見ていない。それならば撮らない方がマシである。見て、思い、シャッターを切る。一枚に写るのは、目の前の存在を眼差す私自身である。

H.Iさん
畑違いの責任から生まれた写真への情熱私が初めて写真を撮ったのは、子供の頃のAEのないフィルム式コンパクトカメラでした。F値とシャッタースピードの選び方など分からず、晴れならこのくらい等と書かれた目安にただ従って撮っていました。やがて「写ルンです」がヒットして、ピント合わせも露出設定もなしに写ることが不思議でなりませんでした。(その謎も、現在では学んだ知識がほぼ解決してくれました。)
その頃の私にとってカメラというものは、特別な意味はなく、旅行やイベントなどで出来事を記録する道具に過ぎませんでした。
そのまま時が流れ、ソフトウェアエンジニアのキャリアを歩みました。中堅と言われる頃に畑違いのカメラ関係部門に異動し、カメラ関係のあるひとまとまりのアプリケーション・ソフトウェア群とそれに関するウェブサービスの開発・運用を取り纏めるプロジェクトリーダーを拝命しました。しかし当時の私は、ソフト開発やプロジェクト管理の素養はあっても、カメラや写真に詳しいわけではありません。新しい仕事で関わる沢山のチーム・同僚達には、当然ながらカメラや写真に遥かに詳しいプロフェッショナルが多くおり、そのため対等な議論がままならないことも多く、私にとってはやりがいが大きいながらも苦しい時期でした。彼らと伍して良い仕事をし、世にリリースするソフトやサービスを素敵なものにしていくためには、この分野の力を付けなくてはならない、と私が強く考えたのは自然なことでした。
そこでまずはAPS-Cのカメラと交換レンズをプライベートで買って使うようにしたり、研修を利用したりして、カメラと写真を積極的に学びました。レンズを変えながら家族を撮影することも、座学や実習も、すべて新鮮でした。やがてメインカメラをフルサイズに変え、週末には高速道路で遠方へ撮影に行くようにもなって、カメラに加え写真自体への理解も段々深まり、趣味としての写真撮影も楽しくなりました。
そんな折、通常業務に加えて部署内の人材育成の企画・実行を命じられ、せっかくなら自分もと、初めてフォトマスター検定のテキストと問題集を買って受験してみた次第です。これは自分の知識を補い強化する良い機会でした。この度の合格と受賞が、自分の一面の一つの到達点・マイルストーンとなり、過去からの成長の確認にもなりました。自信を胸に、今後さらに楽しみながら成長していけると思います。