第19回 検定

1級優秀個人賞/準1級優秀個人賞

川村陽一郎さん

検定試験の一か月後 準一級と一級の二枚の表彰状が届きました。ギリギリでも受かればいいなと願っていた所でしたので賞状が二枚届いたのにはびっくりでした。

私は写真のスタジオで仕事をしていますが、最近デジタルの事で人から聞かれちゃんとお答えできなかったことがありました。勉強しないといけないなと思いました。そのような時にフォトマスター検定を知り合格を目標にやろうと思った訳です。

普段は深く知らずにやっていた事を、この検定試験では明確に理論化した形で設問をされます。
また自分が関わっている写真の世界よりも広い写真の世界を問われます。
なので私のように勘で長年やっている人間は新たな勉強をしないと受からないと思います。

古くは写真の黎明期の写真史、新しくは昨年10月1日現在の記録メディアに関する問題も出ました。
過去問題集の勉強も大切ですが、リアルタイムな知識も必要なのだと思いました。
設問の内容的にはレンズの構造、ザイデルの5収差、可視光域の波長、BGRのヒストグラム、写真の文化に関する内容などなど広い範囲でした。
写真は感情も大切ですがシャッターを切る時は理論的にどうすればどうなるかをより知っている方が意図する写真が撮れる気がします。

何か目標があるほうが楽しく勉強できるかもしれません。その場合この検定を目標にするのは理にかなっているように感じられます。