
フォトマスターEX(エキスパート)とは
フォトマスター検定では、「写真・カメラ全般にわたる高度な実用知識を有する者」を1級に認定し、 1級合格者に限定して受験申請が可能となるコースとしてフォトマスターEX(エキスパート) を設けています。これは、1級合格による高度な実用知識を前提に、作品創作力(各種技法を用いた指導に役立つ作例制作力)や写真活動実績、あるいは指導(リーダー)性などを評価し、いわば写真の達人として認定するものです。フォトマスターEXは、写真文化の振興に寄与できる人材のステータスとしても大きく期待されます。
- ステータス証明
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合格者には、[フォトマスターEX認定カード] が発行されます。
このカードには、「フォトマスター1級合格証明」と「専門撮影ジャンル(風景、花、総合など)」が表示されます(検定試験内容参照)。
検定試験内容詳細
- 受験資格
- フォトマスター1級合格者であることが、受験資格となります。
フォトマスターEXのみの直接受験はできません。 - 受験区分
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- 1ジャンル認定:最も得意とする1つの専門撮影ジャンルで受験
- 写真家として得意な専門撮影ジャンルをアピールすることが期待できる。
- 総合認定:まったく異なる3つの撮影ジャンルで受験
- 写真教室の講師や、多ジャンルの被写体の撮影を依頼されるカメラマンなど、専門性よりも仕事の汎用性をアピールすることが期待できる。
- 検定試験内容
- 写真活動経歴+作品提出+小論文(作文)により総合判定
- (1)写真活動経歴の提出
- 下記の1~3のうち1つ以上の経歴について証明書を添えて提出。
- 各種コンクール・写真展における受賞経歴…受賞通知書、賞状等の写し(コピー)を証明書類として添付
- 個展開催など作品発表経歴…開催会場からの証明書、作品集、作品目録、開催記録写真等を証明書類として添付
- 講師等の指導経歴…指導クラブ、サークル、教室、企業、市町村などからの証明書類を添付
- (2)作品提出
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- 最も得意とする専門撮影ジャンルのA4判サイズの作品5点を提出(四つ切サイズでも可)。[EX認定カード]には、提出された専門撮影ジャンルが表示されます(例:風景、花、人物)。
作品の撮影ジャンルは被写体別とします。「白黒ジャンル」や「スナップジャンル」のような使用フィルムや技法のジャンル区分は不可とします。 - [EX認定カード]に『総合』と表示するには、3つの異なった撮影ジャンルの作品、計15点(各作品5点×3撮影ジャンル)の提出が必要となります。
- 作品をプリントする場合は、写真画質で光沢紙を使用すること。マットタイプの用紙ではピントや色調の確認が難しい場合があります。
- 最も得意とする専門撮影ジャンルのA4判サイズの作品5点を提出(四つ切サイズでも可)。[EX認定カード]には、提出された専門撮影ジャンルが表示されます(例:風景、花、人物)。
- (3)小論文(作文)作成
- 「優れた作品とは何か」等、その都度設けるテーマにもとづき、800字以上1200字以内で小論文(作文)を作成。
- 受験方法/願書受付期間
- 《受験申請~受験》
- 1級合格後、検定事務局宛に受験案内および願書の請求をしてください。 ※1級の合格歴が確認できれば資料をお送りします。試験結果通知の中にハガキが残っていれば、それに必要事項を記入してお送りください。ハガキが無いときには、こちらの用紙をダウンロードして必要事項を記入し、事務局宛にFAX(03-3367-3114)するか、郵送してください。10日~2週間程で資料が届きます。
- これに対し、検定事務局から受験案内・願書(受験申込書:郵便振替用紙)・ 必要提出書類一式・受験票(受験者登録票)が送られます。
- 受験者は、必要提出書類・写真作品・受験者登録票(要顔写真貼付)を検定事務局宛に送付し、同時に受験申込書(郵便振替用紙)により郵便局窓口にて検定料の送金手続きを行います。
- 検定事務局にて、必要提出書類一式・写真作品・受験者登録票の到着、ならびに検定料の送金が確認できたことによって、受験申請受付~受験となります。
- 年間2回の締切日(2月末日、9月末日)
- 1級合格後は、受験資格は保持されますので、随時申請が可能です。
- 各回の締切りまでに、必要提出書類一式・写真作品・受験者登録票の到着、ならびに検定料の送金が確認できたものについてが、その回の判定対象となります。これを過ぎたものについては、次回締切りの判定対象分に含めます。
- 検定料 (税込)
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- 最も得意とする1つの専門撮影ジャンルで受験する場合(EX認定カードに「風景」等1つのジャンルを表示)
- 10,000円
- EX認定カードに「総合」と表示するため、3つの異なった撮影ジャンルで受験する場合
- 15,000円
- 納入後の検定料は、受験しなかった場合(必要書類一式や写真作品を提出しなかった場合)やその他理由の如何に関わらずお返ししません。
- 検定料の領収書は、郵便振替用紙の控え(払込票兼受領証)をもって代えさせていただきます。
- 合否判定/合否結果通知
- 提出された写真活動経歴、写真作品、小論文(作文)を検定委員会にて総合判定し、規定基準により合否を決定します。結果につきましては、合否に関わらず、締切りから約40日後に本人宛に郵送にて通知します。
(電話等による合否の直接の問合せには応じられません。また、判定の詳細についての照会には応じられません。)