合格者の声

合格なさった皆様の写真との関わりや、検定受験の動機は様々ですが、ここでは合格者を代表して、これまでの検定試験で「成績優秀合格者表彰」を受けられた皆様のうち、一部の方のお声を紹介いたします。


第17回検定

《3級》最優秀個人賞

西村 治之 さん(兵庫県)

3級最優秀個人賞をいただいて
 15年ほど前にふとしたきっかけで手に入れたKissデジタル。息子が幼稚園からラグビースクールに入ったことをきっかけに自称スクールの写真担当を務め、その後は愛犬や運動会と被写体に恵まれ楽しく撮影生活を送り、そのおかげで地域での交友関係も広がりました。
 その後レンズも増えカメラも何台か更新してきましたが、子供たちは成長し愛犬の撮影もスマートフォンの出番の方が多くなってきました。勤め先の定年も近づき何か形に残したいと思い立ち、フォトマスター検定の3級と2級のダブル受験を申し込みました。
 テキストを買ってみると、絞りやシャッタースピード、ISO感度等普段の撮影で使っていたものはなんとかついていけたのですが、色温度やストロボ撮影、写真の歴史、さらには新しいミラーレスー眼などなじみの薄いものはネットで情報を補足しました。
 試験まで1か月をきった時に急に愛犬が亡くなり、悲しみとともにこれで撮るものもなくなったなという思いがこみ上げ、卒業試験のつもりで受験しました。
 試験から時間がたち年末のあわただしい中、新たに子犬を迎えることになって自宅に連れて帰り大騒ぎしているところに、事務局から3級の最優秀個人賞の通知が届きました。合格発表を見てみると2級も合格しており喜びも2倍です。卒業のつもりでしたが、学んだことを生かしこれからまたこの子の写真をたくさん撮って、さらに上級に挑戦しようと思います。

《3級》優秀個人賞

安田 美絵子 さん(鳥取県)

 私が写真に興味を持ったのは、亡くなった父親の影響です。幼いころから父親のカメラを借りて写真を撮ることが大好きでした。今もよく写真を撮っていますが、カメラの基礎知識があいまいなのが気になっていました。
 そこで、今回初めての受験を決めました。検定を申し込む時には「なんだか難しそう…」と思っていましたが、実際に過去問を解いてみると、自分にある程度知識があると確認することができました。知らなかった用語や苦手の分野を学ぶことは、新たな発見があり楽しかったです。
 3級と2級の併願受験をして結果は両方合格。さらに3級では優秀個人賞をいただくことができてとても嬉しく思います。
 これらの知識を糧に、ときめく写真を撮ることがこれからの目標です。

《3級》優秀個人賞

高橋 康男 さん(東京都)

 花火やボケ味などの写真を撮るのにマニュアル設定を体系的に学びたいと考え、フォトマスター検定の3級、2級の試験を利用して勉強することにしました。
 ストロボやフォトレタッチの基本も修得でき、知識が広がりました。写真が撮れるようになるだけでなく、人に撮った写真を理解できるようになり、より楽しさが深まりました。
 実技検定ではありませんが、理論的な勉強をしながら実際にカメラを操作することにより、学習の効率があがりました。
 この度、3級の優秀個人賞を頂戴し、とても励みになりました。

《3級》優秀個人賞

加藤 健一 さん(茨城県)

 50歳を過ぎ、趣味である写真についてある程度自信が持てる範囲になってきましたが、自分のレベルがどのぐらいで有るのかが分からず、フォトマスター検定を受けることによってレベルを確認しようと考えたのが始まりでした。
 夫婦揃って2級,3級の同時受験を行い、幸いにも合格することができました。共に学ぶべき目標ができたのは良かった事と思います。
 また学習することによって、より写真に対する知識を深めることができ、今後の趣味にも活かせていけるでしょう。
 今後はビデオ撮影や360度カメラなどについても知識を深めていきたいと思います。

《2級》最優秀個人賞

大平 昌宏 さん(兵庫県)

 この度は「最優秀個人賞」の受賞のご連絡を頂き大変驚いております。
 自分が勉強して臨んだ試験の結果が、予想以上のものであった事を大変嬉しく思うと同時に特別な賞を頂いた事に感謝申し上げます。
 私は現在、某家電量販店にてデジタルカメラ等の販売に従事しておりますがデジタル一眼カメラ等の商品は、他の一般的な家電商品と違い「生活必需品」ではないという点においてかなり趣が違うものであると考えております。
 誰もが求める商品ではないし、お客様が商品に求める「質」の基準が根本的に違います。
 カタログや商品サイトなどの説明を斜め読みした程度の知識では、お客様の目線で商品をこ‘提案し、お客様が満足する商品を販売する事は出来ません。
 カメラの販売に従事する様になり、カメラや写真についての本を読み勉強する様になった事が私とカメラを繋ぐきっかけとなりましたが、正直まだまだです。
 今回フォトマスター検定を受験しようと思ったのは、受験を通し更に勉強する事でそういった自分のスキルアップをはかりたかったと同時に、かなり現実的な話ではありますが、自分のスキルレベルを説明できる「客観的な基準」が欲しかったという事もあります。
 何やら仕事の話ばかりになってしまいましたが、お客様に商品の「楽しさ」をお伝えする必要がある以上、私自身もカメラの事が好きでなければなりません。
 私自身も趣味として一眼レフカメラを持ち撮影をしておりますが、こちらは持っている知識に見合った撮影技術やセンスを身に着ける事がなかなか出来ておらず、悔しい限りです。
 撮影経験を積み撮影技術を向上させる事が、今後の私のもう一つの課題の様です。
 また今回フォト検の勉強をするにあたり、パーソナルなカメラの世界だけでなく写真文化全般に目を向けるきっかけになった事は自分にとって大きな収穫でした。
 芸術や表現としての写真文化、歴史、特に様々な個性を持つ写真家の方々の作品に触れる機会やきっかけを持てた事は、今後の自分のカメラライフと撮影技術の向上にとても役立ちそうです。
 最後になりましたが、私にカメラとのご縁を作って頂いた、私の職場やお客様に深く御礼申し上げます。

《2級》優秀個人賞

小林 秀範 さん(京都府)

 私と写真との出会いは、父が趣味にしていたフィルムカメラを手に取ってみた小学生の頃に始まります。以後、本格的に撮影を行うようになったのは子どもの成長や、趣味のモータースポーツをデジタルー眼レフで追いかけるようになってからで、仕事で広報部署に配置され、公私を問わず日常で様々な被写体を撮影するようになり、写真の世界の、技術の進歩と同様に撮影者の知識や技能、そして感性によって得られる一枚がもたらす喜びに魅了されています。
 我流で得ていた知識と技能を掘り下げて学んでみたいという思いからフォトマスター検定の受験を決意し、2級と準1級を受験し、両方とも合格することができました。受験準備としては、試験の3カ月前から過去問1年分を解くことを日課にしました。
 また、分かっていたつもりのことでも解けないことや、新たに知ることなどはQ&A形式でノートに書き出し、オリジナルの苦手分野克服用の問題集を作るなど、限られた時間を有効に使う工夫をしながら学習を進めました。
 結果として、今まで点でしかなかった知識が線で結び付き、実際の撮影においても大きく役に立っているのを実感できたことは何よりも良かったと思います。
 今後も、日常を豊かにするフォトライフが送れるよう、楽しみながらスキルを磨いていきたいと思います。

《2級》優秀個人賞

斎藤 剛 さん(大分県)

 私が一眼レフカメラで写真を撮るキッカケになったのは、子供の野球をしている場面を撮ることがキッカケでした。
 最初はコンパクトカメラで撮っていたのですが、それでは満足できず、一眼レフカメラを買い撮るようになり、それで満足していました。
 ところがある日、私が仕事で野球の試合を見れなかった日、チームメイトのお父さんが私の子供の写真を撮っていてくれて、それをメールでもらい、その写真を見た瞬間、私は衝撃を受けました。そこにはすごくキレイに撮れた私の子供が写っていたのです。今まで私が撮ってきた写真は自己満足でしかない事に気づかされたのです。
 この写真はいったいどんなカメラでどんな設定で撮ったのか、すごく興味が湧きました。そして、そこで知った事実に私は愕然としました。
 そのお父さんは、実はプロのカメラマンだったのです。
 プロとアマチュアの差をまざまざと見せつけられました。
 とりあえず、どんなカメラを使っているかと聞くとEOS1Dでした。私のカメラはEOS60Dなので、カメラの差は歴然です。レンズを聞くとキヤノン純正白レンズ200mmまでズームできる物でした。私は社外品300mmとまぁ私に勝てる要素はあまりありませんでした。
 しかし、このままでは終われません。バイクで例えるとCBR250RR(MC22)であっても、腕を磨けばNSR250R(MC21)をぶち抜く事ができるのを私は知っているからです。
 そこで、カメラの撮影技術を上げる為、いろいろ勉強しました。その中でもフォトマスターは知らなかった知識を多く私に教えてくれた一冊でした。
 今後は、EOS60DでEOS1Dより美しい写真を撮れるよう、腕を磨き、そのためにはフォトマスター1級も勉強したいと思います。

《3級》最優秀個人賞/《2級》優秀個人賞

荒井 進 さん(東京都)

 昔ほんの一時期カメラを扱っていましたがいつのまにか手にすることがなくなり長い期間がたちました。最近と言っても2年ほど前に又カメラで写真を撮りたいと思いましたが昔使っていたのはフィルムカメラでしたので今度はデジタルカメラにしようと家電店で購入したのが現在使用しているカメラです。
 休日に近所の公園などに出掛けいろいろ撮りましたが、自己流での撮影の為なかなか納得のいく結果のものが撮れない状況でした。
 ある日たまたま立ち寄った書店で「平成30年度フォトマスター検定合格」という本が有りましたので手にとって頁をめくってみるとカメラの種類、フィルム、デジタルカメラ、撮影技法等様々な内容でしたので入手し此の本を読み始めました。ところが頁を進める内に、ヒストグラムやトーンカーブなど初めての言葉に戸惑いましたが繰り返し読んでいくとなんとなく完全には理解出来ないものの言葉には慣れてきました。
 一念発起し検定に挑戦しようと思い過去問題集「フォト検過去問題の解答と解説」の第2回から第15回分までの6冊を購入し問題に取り組みましたが最初は殆んど解けませんでした。出来なかった問題については何度も繰り返し自分なりには努力したと思います。
 又、受験勉強で学んだ知識を元に最近では通勤途中の電車の窓から外の景色を見ながら、あそこを撮るとしたら構図は光の取り入れ方はアングルはどの様にしたら良いだろう等思いを巡らし写真を撮るイメージすることが時々あります。
 今回は3級と2級を受け幸運にも両方共合格しました。尚且つ3級においては最優秀個人賞を及び2級では優秀個人賞を頂くことになり誠に有り難うございます。これを励みに次は上の級の取得を目指したいと思います。
 今回の検定を受ける為、学んだ知識を実際の撮影において意識してシャッターを押すように心掛けています。
 今後も写真技術の向上ともに、カメラマンとしてのマナーを守り楽しみたいと思います。

《3級》優秀個人賞/《2級》優秀個人賞

吉野 浩 さん(埼玉県)

 フォトマスター検定があることを知ったのは10年前になりますが、テキストも買いましたが、今回迄受験をせずにいました。  趣味から始まり、必然撮影が当たり前ポジ納品のスタジオ商業写真、デジタルに移行してからはフォトレタッチにも携わりかれこれ40年。  今思えば不便極まり無いフルマニュアルな「写真機」と「スポットメータ」から始めた事で、それなりには対応出来る経験値は持ち合わせているとは思っていていました。  しかし、いざ人に問われ、教える際、正確に伝える為には自分自身が原理に基づき正しく理解をしていることと、その理解度合いを客観的に示す指標が必要と感じることが多くなりました。  また、若い写真仲間が受験することを知り、一緒に過去問を解いてみたところ自分の理解が不完全なものであることを実感し、自らも受験してみようと奮い立ちました。  今回の受験は3級2級ですので写真の上手さ迄を保証してくれるものではありませんが、受験の為に再確認し得た知識は、原理を理解した上で機材やソフトの進歩に合わせて写真の腕を上げるために必要な知識だったと実感しました。  寄る年波には勝てないと感じながらの試験準備期間でしたが、若い者には負けたく無いの思いで取り組み、合格出来た事、私自身は検定の意義は非常に大きいものでした。  日々当たり前のように撮っているようでも、いざ文章問題として解いてみると、以外と手間取りました。  思いがけず個人優秀賞を頂けた事、これからの写真との関わりの上で、励みになります。  次は、更に上級にチャレンジ。その先、EXまで頑張り続けていきます。

《2級》優秀個人賞

藤原 美樂 さん(秋田県)

 高校入学時に写真部に所属してからカメラを持つようになり5年目、これまで身に付けた知識を確かめつつ、さらなる知識を身に付けるためにフォトマスター検定を受験しました。
 フォトマスター検定があることを知ったのは高校2年生の頃でした。デジカメの仕組みや画像データの仕組みなどを詳しく知りたいと思ったのがきっかけで、ネットで調べていくうちにフォトマスター検定があることを知りました。当時は日程が合わず受験できませんでしたが、本屋でフォトマスター検定の参考書や、実際に写真の教科書として使われている書籍を買って勉強していました。その甲斐もあり、露出やホワイトバランス、ISO感度などを考えながら撮影するようになり、写真のクオリティは勉強する前より向上したと思います。
 今回2級を合格しただけでなく、優秀個人賞を受賞したことに驚き、嬉しく思います。次回は1級合格を目標とし、引き続き勉強して写真やカメラの理解を深めていきたいと思います。

《2級》優秀個人賞

武藤 敏弘 さん(栃木県)

 最近は携帯のカメラ機能も劇的に進化し多くの人が撮影を楽しむことができるようになりました。
 また、SNSにアップするために更に良い画像を求めて女性がミラーレスー眼を手にすることも多くなったと思います。
 自分は趣味としてカメラに接して40年弱になります。一眼レフカメラも進化し続けています。そんな一眼レフを使って趣味の範囲を超えてカメラとかかわりたいと思っていた時にフォトマスター検定を知りました。
 この検定をうけることで知らない知識を身に着けられるのではないかと思い受験しました。試験勉強によりカメラ・写真に対する知識が総合的、かつ網羅的に身に着いたことでカメラとかかわりが広がると思います。
 合格したことにより、これからは趣味の範囲をこえ新しいカメラとのかかわりを見つけていきたいです。
 今後も上のレベルを目指していきたいです。

《2級》優秀個人賞

左近 優一 さん(高知県)

 私は家電販売員の仕事をしており、カメラの接客をする機会も多くあります。日々お客様と接客する上で、カメラについて出てくる疑問が沢山ありました。
 今回は会社の勧めもあり、勉強をふまえ、今の自分の知識を試せたらと思い、フォトマスター検定を受験しました。
 問題集を見てみると、自分の知らない事も多く大変勉強になりました。
 試験後、結果が出るまでは不安もありましたが、最終的に優秀個人賞をいただけたことは、大変うれしく思います。
 今後は、今回の勉強で得た知識を生かし、お客様にとってよりわかりやすい、親切な接客ができるように心がけていきたいと思います。
 フォトマスター検定を受けて、カメラについてさらなる知識の追求をしようと思う良いきっかけになりました。

《2級》優秀個人賞

堀 裕 さん(埼玉県)

 フォトマスター検定を受験して良かった事は、基礎内容の確認が出来るとともに、あいまいな覚え方をしていた内容の理解が出来ました。
 一番の収穫は、デジタル関連の内容把握が一段と進んだ事です。
 私は写真関連業界にて就業しており、フォトマスター検定は以前より知っていた検定でした。あまり気にしていなかったのですが、ある日、社内で写真技法の問合せがあり、即答ができず一瞬考え、確認して回答する事がありました。
 特にデジタル関連で自分の知識や経験は正しいのか?とも感じるようになりました。銀塩が減少し、デジタルが主流となる中、持っている知識の内容、レベルの確認が必要と思いチャレンジする事となりました。
 勉強が進むにつれて知識が増える実感と写真を始めた頃のワクワク感も思い出され、励みとなりました。
 今後は、更に一歩上を目指してチャレンジし、写真を仕事に活かし、趣味で楽しみたいと考えています。

《準1級》優秀個人賞

上掛 周平 さん(京都府)

 今回、初めて検定を受験しました。
 普段は、行政機関で働いているため、当検定とは全く無縁の仕事ですが、写真に関する知識は芸術大学で学んでおりましたので、1級と準1級を受験し、両級とも無事合格することができました。
 就職してから現在までの約10年間、毎年、夏季休暇等を活用し、個人で東南アジアをはじめ、シルクロード、北極圏に至るまで様々な世界を撮影して回りました。興味を持った国で多様な環境の下、あらゆる被写体に向き合っていく中で、自分の得ている知識や技術が確かなものなのかを再度確認しようと思い、受験に至りました。
 試験にあたり、改めて根本的な理論から学ぶ事で、これまでは経験で何となく乗り越えてきたような細かな事案も、正確な知識により論理的に判断できるようになり、満足しています。
今後も、引き続き自己表現の手法として、写真を活用して行こうと思います。

《1級》最優秀個人賞/《準1級》最優秀個人賞

大槻 正樹 さん(東京都)

 初めてカメラをさわったのは、もう40年以上前の小学生の時です。父が使っていたハーフサイズのカメラで、小さいのに金属でできたずっしりとしたカメラでした。これにモノクロフィルムを詰めて、当時買ってもらったばかりの天体望遠鏡にこのカメラを覗かせて、月を撮影したのが最初です。撮れた写真はピンぼけでしたが、写真屋さんでプリントされた印画紙を袋から出したときの興奮は今も覚えています。以来マニュアル一眼レフからデジタル一眼レフとカメラを変えつつ星ばかり撮ってきました。
 写真歴は長いもののきちんと勉強したことはなかったのですが、この試験に向けて勉強してみて、これまで曖昧に頭に入っていた知識がきちんと整理できて、スッキリした気分です。しかし、まさか1級・準1級で最優秀個人賞を受賞できるとは思いませんでした。
 カメラの性能が上がって、かつては撮影が難しかった星の写真も、今は簡単に撮れるようになりました。それにつれて、星景写真という星と風景とが一体になったより芸術性の高い写真が求められるようになってきました。この試験を通じて学んだ知識を、その芸術性の方により活かせるよう精進していこうと思います。

《1級》最優秀個人賞/《準1級》優秀個人賞

三好 優 さん(長野県)

 この度は、1級最優秀個人賞、準1級優秀個人賞を頂戴し、誠にありがとうございます。
 フォトマスター検定の普及を願い、恥ずかしながら、あえて書かせていただきますと、私がカメラに関心をいだいたのは、ほんの1年ほど前のことです。
 30歳を迎え、長く付き合えそうな趣味を模索していたところ、ネット動画で、オールドレンズの特集を目にし、その精巧な質感と、独特で美しい描写に、すっかり魅了されてしまいました。それから間もなく、フォトマスター検定の存在を知り、カメラの幅広い世界を、体系的に学びたいと考え、取得を目指しました。
 今回、タイミング良く、公式テキストが出版となり、そちらを中心に学習を進めました。学生時代、画像処理を学んだ経験はありましたが、準1級はおろか、3級・2級の知識も乏しい中でスタートしましたので、全級を網羅したこちらのテキストには、非常に助けられました。
 アンダーラインとメモを書き込みつつ、3回ほど精読し、過去問題は、1級・準1級をそれぞれ7年分、こちらも3回ほど実施しました。文化問題は、実際に多くの作品を見て、写真家の先生方の人となりを調べるなどし、関連業界の最新動向にも、関心を持つようにしておりました。
 試験後、それなりに手応えはありましたが、まさか、このような賞をいただけるとは思いもせず、ただただ驚いております。
 さて、今、この原稿を執筆するかたわらにも、オールドレンズを取り付けたデジタルカメラがあります。1900年代なかば、当時の光学技術の粋を集めて作られたレンズたちが、現代のデジタルカメラによって、息を吹き返し、今でも、素晴らしい描写を見せてくれる姿に、私は、スマートフォンなどにはない、心温まるものを感じます。
 昨今のカメラ業界は、厳しい経営状況にあるとの報道も目にしますが、この素晴らしい文化が、今後も変わらずに、続いていくことを切に願っております。
 フォトマスター検定を通じ、その仲間に加えていただいたことを誇りに、これからも、微力ながら、貢献してきたいと思います。

《1級》優秀個人賞

上田 泉 さん(愛知県)

 今回、目標としていたフォトマスター検定1級に合格できたばかりか、優秀個人賞までいただくことができ、たいへん光栄です。ありがとうございました。
 そもそも私がフォトマスター検定を受験しようとしたきっかけは4年前に遡ります。当時、初めてデジタルー眼レフカメラを購入したものの、あまりにも写真やカメラのことを知らなすぎてカメラを使いこなせていませんでした。
 そんなときに、フォトマスター検定のことを知りました。これを利用していけば、きっとカメラのこともわかるようになるに違いないと考えたことが出発点です。当初は3級程度に受かればいいや、というくらいの気持ちでしたが、やっていくうちに面白さにはまり、いつの間にか1級に合格することが目標になっていました。
 現在、プロの写真家に指導を頂いています。初めて、そのプロの作品を目にしたときの感動は今も忘れていません。1級に合格した今、今度は自分の写真が他の人に感動してもらえるようにしたい、それが次なる目標となりました。
 これまでの知見を活かし、まずはフォトマスターEXを目指したいと考えています。

《1級》優秀個人賞

吉海 厚史 さん(岡山県)

フォトマスター検定に関して、感じていること。
 現在、岡山で印画紙プリントでのコンテスト応募に特化した写真店に勤務しています。
 16歳で父から譲りうけたカメラで写真をはじめ、現在の社長に出会い、写真に深くのめりこんでいきました。一般企業に就職後、カメラマンヘの転職を経て、現在の写真店に再転職を行いました。
 現在は、当店のお客様へ撮影技法についての個別指導や、写真クラブで指導をしながら写真と楽しく向き合っています。
 今回、恩師でもある社長の勧めでフォトマスター検定1級を受験しました。苦手なところは詳しく調べ、「知っているつもりになっていた」箇所については認識をあらためていきました。
 写真の世界は非常に奥深く、「自分が感じている以上に写真の事を何も知らない」ことを思い知らされました。
 それでも今回、合格という結果と共に、「優秀個人賞」をいただけたことは本当に嬉しく、運にも強く助けられたと感じています。
 わたし個人の目標としては、やはり上位のEXの取得ですが、まずは当店のお客様である写真愛好家の皆様に的確なアドバイスや知識をお伝えできるように、もっと知識や経験を深めていきたいと考えております。

《1級》優秀個人賞

萩原 宙樹 さん(東京都)

 家電メーカーにて光学設計開発や評価シミュレーション開発を行なってきました。業務上カメラに関する専門知識もある程度は身についていると考えたので、初受験ながら1級に挑戦しました。
しかし、過去問を解き始めてすぐ、出題範囲の広さや問われている内容の奥深さに驚くとともに、自分の知識の偏りや間違って解釈をしていた事柄が明確になっていきました。特に写真の歴史やフィルムに関する出題は恥ずかしながら未知の内容が大半で、きちんと基礎からの勉強や理解が必要だと痛感しました。
 結果的には1級の優秀個人賞をいただけましたが、これは検定受験を通して己の知識の弱い部分が補強でき、知識の幅も広がったことが大きいのではないかと感じています。
 今回新たに得られたカメラ・写真にまつわる知見は、今後の業務や趣味の撮影にきちんと活かして行きたいと思っています。

《1級》優秀個人賞

長嶋 一樹 さん(千葉県)

 高校生の頃に見学した写真部で、初めて写真というものについて考える機会がありました。同じ機材で同じものを撮影したとしても、撮影する人によって全く異なった写真となることや、自分の納得のいく写真が撮れたときに得られる達成感に、当時とても魅力を感じました。
 それ以来、趣味として写真撮影をしてきましたが、自分の持っている知識がどの程度のものであるかを知りたくなり、今回フォトマスター検定を受験することにしました。
 検定の勉強をしていくにつれ、自分がいかに浅い知識だけで写真を撮ってきたかを痛感することになりましたが、より多くのことを知りたいと思えるようになり、最終的には1級に合格できる知識を身に付けることが目標となりました。
 勉強した期間は半年ほどですが、これまで写真を撮ってきた期間よりもずっと写真のことを考えることができ、とても充実した時間を過ごすことができたと思います。
 今回、勉強の甲斐あってか、このような賞を頂くことができて光栄に思います。
 知識だけでいい写真が撮れるということはないと思いますが、無駄になることはないはずです。今後は、この知識を生かした写真が撮れるようにさらなる努力をしていきたいです。

《1級》優秀個人賞

知念 功 さん(神奈川県)

 昭和の頃、実家は写真屋を営んでおり、あの暗室の酸の匂いが嫌いでこの仕事だけはしたくないと思っていたものでした。…
 月日が流れ、これも因果なのか勤め先が業態変更してカメラ専門店になってしまいました。そしてあの現像液の匂いと共に過ごし、何十年も経ちました。
 さて、今回ありがたい賞をいただきましたが、同業の方たちの間では、このくらいの知識はあって当たり前だとも言われています。
 いま、カメラや関連用品は各メーカーの努力のおかげで日々進化し続けています。勉強を怠っていると、すぐに名ばかりのフォトマスターになってしまう事でしょう。
 私はこれがスタート地点だと思って精進しようと思っております。

第16回検定

《3級》最優秀個人賞

手塚 啓 さん(東京都)

 もう45年以上も前、中学生の時に写真と出会い、お小遣いでなんとかフィルムを買って、1枚1枚、ピントを合わせ露出を決めて撮っていました。その後は趣味の一つとして楽しんでいましたが、気が付けばもうアラカン。
 第二の人生をより豊かに過ごしたいなと、還暦ならぬ還趣味として、もう一度写真に取組んでみようと勉強をはじめた次第です。
 私にとって、フォトマスター検定は、写真に対する自分自身の知識レベルの確認に、とても良い指標となりました。過去問題集を2冊(試験4回分)購入して、問題を解きつつ解答を見て、一喜一憂しながら楽しんで勉強ができました。
単に撮影技法だけではなく、歴史、光学、色彩など様々な分野が含まれているので、問題と解説を繰り返し読むだけでも、楽しく幅広く知識を得ることができます。
 もう少し深く知りたい内容は、ネットや書籍などで調べて補完しました。そうして得た知識を、実際に撮影に活かしてみることも楽しくて、撮影に行く事も多くなりました。
 この度、3級と2級のダブル受験にトライして両方とも合格できたことは、とても励みになります。
 写真を通して、日々の生活や人生を豊かにできそうな予感に、ワクワクします。
 もっともっと写真の知識を深め、撮影を楽しんで、次回は、1級を目指します。

《3級》最優秀個人賞

岡本 次郎 さん(愛媛県)

 この度、フォトマスター検定を受験させていただき、一番良かったと思うことは、自分自身のこれまで培ってきた技術と知識の再確認ができた事です。
 私は家電量販店のカメラ販売員として、およそ10年間勤務してきました。仕事上の自分のモットーとしまして、「実際の撮影経験が生み出す、究極の説得力」を信条としております。シャッターを切った数だけ、お客様に対し有意義な接客ができる、と。
 それを実現する為に、フィルムのマニュアル一眼から始まり、各メーカー様にお願いして、最新のカメラをお借りして、様々な被写体にチャレンジしてきました。
 ただ、これらは全て我流であり、リアルではあるものの、「何故このようなテクニックで、このような写真が撮れるのか」を、理論的な正しい文章で認識できていなかった事に気付かされました。
 フォトマスター検定の問題集は、とても理論的で正確な内容で作られていると深く感動しています。今後も、自分自身の技術と知識の再確認のために、チャレンジさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

《3級》優秀個人賞

望月 富士夫 さん(神奈川県)

 会社生活も一段落した2018年春、何かチャレンジすることはないかと図書館やインターネットで調べていた折にこのフォトマスター検定試験の存在を知りました。私は大学生の頃に初めて一眼レフを手にしてから我流で写真を撮ってきましたが、写真の基本的な知識は曖昧なものしかなかったので、一度じっくり勉強してみようと思いチャレンジを決意しました。
 テキストを読み進めていくと、今まで全く知らなかったことに度々遭遇したり、写真の撮り方に関して聞きかじりでやってきたことの本来の意味や理論的なバックグラウンドを教えられたりと、とても楽しく勉強を進めることができました。これからは今回の受験を通じて得られた知識、経験を、より良いカメラの設定や構図の決定などに生かして、充実したフォトライフを楽しんでいきたいと思います。

《2級》優秀個人賞

安藤 真由美 さん(埼玉県)

 2018年は、写真撮影を趣味にするようになってから25年目の節目の年でした。
 その年にたまたまこの検定を知り、何かの縁と思って挑戦する事にしました。
 考えてみれば、今までまとまった勉強をしたことがなかったので、不安もありましたが受験してみて良かったと思います。
テキストを読んでわからない事はインターネットで調べ、内容によっては実際にやってみて自分なりに理解を深めてきました。その結果が合格だけでなく、優秀個人賞の受賞につながり、大変うれしく思います。
 今回学んだ知識を今後の趣味にもっと活かして、より充実した時間を重ねていこうと思います。

《2級》優秀個人賞

尾川 雅洋 さん(神奈川県)

 私は普段はメーカーで働き、カメラはあくまで趣味として、休日の出先で気に入った風景、モノ、瞬間を撮り溜めています。
 そんな趣味のカメラをきっかけに、会社の仲間でカメラ部を作り、休日には撮影会をして互いの写真に あーだこーだ言いながら酒を酌み交わしています。
 カメラに関わらず、同じ物事に対して没頭、議論し合える仲間ってほんとに素晴らしいと思っています。実際、カメラ好きの仲間と出会ったことで、一人では見つけられない撮影スポットに足を運べたり、新たな視点に気付かされたりと、色んな意味で写真に対するモチベーションが上がりました。
 今回、フォトマスター検定を受験するきっかけは、以前より所有していたミラーレス一眼に加えて、フィルムカメラを導入し、カメラと言うメカへの興味が湧いてきたからです。
また、カメラや写真の事を勉強できて、なおかつ資格として形に残るのは自分の自信につながるなと思いました。結果としてこのような賞を受賞でき、非常に嬉しく思いますし、これをきっかけに、より素敵で他人の心に響くような写真を撮れることを目指して、少しずつステップアップしていきたいです。
 今やスマホで誰でも簡単に綺麗な写真がとれる時代。そんな時代だからこそ、自分の感性を最大に活かした最高の一枚を撮っていきたいですね。

《2級》優秀個人賞

福田 哲也 さん(和歌山県)

 今回、私がフォトマスター検定を受検しようと思ったのは、友人がフォトマスターEXを取得していることを知り、「彼はカメラや写真のことを勉強し努力しているのだな」と思い、彼に触発され、自分の実力、知識がどれ位のものか試してみたくなったからでした。
 受験すると決め、早速、「フォトマスター検定合格」という本に載っている過去問をやってみました。カメラはフィルム時代のMFの時の一眼レフから触わってきていたので経験的に基礎識知はありましたから2級の問題は普通に合格できるレベルで解けました。それでも回答に迷う問題もいくつかありました。しかし、その上の準1級となると最初にやった時は半分しか正答することができませんでした。
 いかに今までの知識が経験から知っただけの知識で、曖昧なまま理解していたか、自分がまだ知らないことがいかに多いか、自分の知識のレベルを思い知らされました。そこで検定は2級と準1級のダブル受検をすることにして、準1級に合格することと、2級には単に合格するだけでなく限りなく満点に近い成績で合格することを目標にして、過去問を何度か繰り返し解き、間違った問題の解答の解説を読んで、そのことが書かれている項目のページを読み勉強しました。その甲斐あって2級では優秀個人賞をいただくことが出来、また準1級にも合格することが出来ました。
 私にとって今回のフォトマスター検定の受検は、改めてカメラや写真のことを勉強しなおし、今まで知らなかった、より専門的な知識を得るきっかけを作ってくれました。受験する以上、合格することは1番の目標ですが、それよりも合格に向けて勉強したことが1番の収穫だったと思います。この経験と知識を、おそらく一生の趣味となるであろうカメラや写真に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。

《2級》優秀個人賞

鈴木 亮 さん(山形県)

 デジタル一眼レフカメラを購入してから10年余りになります。
 その間、色々なコンテスト等に応募しながら「フォトコンライフ」を楽しんでおります。
 最近、自分の写真の腕は向上しているのかという疑問に悩む日々を送っていたところ、この「フォトマスター検定」を知り、写真についての基礎を確かめながらもう一度勉強してみようと思ったのが受験を決意した理由です。
 書籍を買って基礎知識を学んだり過去の問題を解いたりしていると、自分の知識がいかに曖昧なものであったのかに気付かされました。特に、フィルム時代のカメラの知識は無いに等しい状態でした。でも、それらのことを学習していく内に、今日までのカメラの発達の歴史や貢献した人々のことまで学べてとても勉強になりました。自分自身のスキルアップに繋がったと喜んでいます。
 今回、「優秀個人賞」をいただき、自分が身につけてきた知識に少し自信がもてたような気がします。これを励みにしながらこれからの「フォトコンライフ」を益々楽しんでいきたいと思います。また、機会があったら1級にも挑戦してみたいと考えています。

《準1級》最優秀個人賞

高屋 展昭 さん(群馬県)

 ビギナ一向けの1眼レフを購入したのは約10年前のことです。当時飼っていた大型犬との生活を残したくて始めたものでした。カメラの知識もなく、勉強したいと感じることもなく、レンズは廉価な高倍率ズームレンズ1本だけで、撮影モードはプログラムオートしか使いませんでした。実に5年もの間はそんな状態でした。
 4年前にカメラを新しい機種に買い替えたのをきっかけに市販の入門書を読み始め、カメラやレンズの種類による特徴や様々な撮影技法、露出と構図決定のアプローチ方法など、写真撮影の奥深さに触れていく中で、自分の知識レベルを試す機会はないかと思い、巡り合ったのがフォトマスター検定でした。2016年に2級を取得し、今回準1級と1級を同時受験して幸運にも両方合格し、準1級では最優秀個人賞を受賞という栄誉を授かることもできて感激しております。
 私の勉強方法は、試験日から逆算して6ヶ月間で10年間分の過去問題をすべてに挑戦することでした。1日1試験を休むことなく繰り返しました。1級の問題に最初に挑戦した時は0点で、会社員として毎日の仕事がある中で、帰宅後に合格する気がしない試験問題に挑戦することに心が折れそうになることもありました。間違った問題を理解するまで掘り下げて勉強し、何回も繰り返すことでようやく物になってきた感覚がありました。
 フォトマスター検定の1級まで取得できたことで、次の目標はフォトマスターEXに挑戦することです。日々勉強する気持ちを忘れず、いろいろな被写体に対する様々な撮影技法を習得し、フォトコンテストで入賞することを目指したいと思います。また、自分の知識やスキルが多少でも役立つのであれば、クラブやサークルでの講師も経験したいと思っています。

《準1級》優秀個人賞/《2級》優秀個人賞

青山 晃治 さん(愛知県)

 以前から写真を撮ることが好きで、子供の誕生をきっかけにコンパクトデジカメから一眼レフカメラにステップアップし、主に家族旅行や子供の行事を撮影してきました。たまたま本屋の写真コーナーで見つけた問題集からフォトマスター検定の存在を知り、体系的なカメラ知識の習得と撮影技術の向上を目的として準1級と2級の受験申込をしました。
 1級、準1級、2級の過去問題を解き、間違えた問題を参考書で確認するという勉強を行い、今回、両方合格することができ、大変嬉しく思います。
 受験勉強を始めてからは、撮影時の絞り、シャッター速度、ホワイトバランス設定、露出補正をよく考えるようになり、技術の幅が広がったように感じています。
また、「JPEG撮って出し」だけでなく、「RAW現像」も行うようになりました。
 検定試験を通じて得た知識を基に、一生の趣味として、これからも楽しく写真撮影をしていきたいと思います。

《準1級》優秀個人賞

桑山 慎司 さん(東京都)

 約40年前、初めて手にした一眼レフはフィルムカメラで、露出計以外は機械式でした。
 やがてデジタルカメラがスタンダード化し、デジタル一眼レフも手に入れやすくなりました。
 私もデジタル一眼レフやミラーレスの一眼レフを愛用していますが、進化の著しい性能を充分引き出すためには自身の知識のアップデートが必要と痛感しています。
 フォトマスター検定を受験したのは自身の知識がどの程度なのかを知りたいという思いからでした。
 それなりに自信はありましたが、不完全な知識を補完するべく勉強し直しました。ですので、合格したことは素直に嬉しいです。
 実際の撮影の現場や写真を編集する過程で必要な知識は、限定的なもので足りるとは思いますが、より豊かな知識(写真以外の知識も)は邪魔にはならないと考えます。多様なアプローチを想定し、選択する助けにもなるものと思われます。
 これから、さらに深く知識を吸収しつつ自身の写真や映像作りに反映させて行きたいと思っています。

《準1級》優秀個人賞

松井 淳司 さん(岐阜県)

 長く写真を趣味としている私にとって、フォトマスター検定は是非とも取得しておきたいものでした。思いもよらず優秀個人賞まで頂き感激しております。
 子供の成長を上手に記録したいというのがきっかけで写真にハマり、雑誌の記事を参考に独学でやってきて、人並み以上に知っているつもりでいましたが違いました。
 勉強の過程で、私の知識の偏りとか間違いを知ることができたのは本当に良かったですし、その結果合格できたことは大きな収穫となりました。
 今回は準1級と1級のW受験でしたが、幸いなことに1級合格の通知も頂いております、次はエキスパートをと具体的な目標も見えてきました。「さぁ、頑張るぞ」という気持ちになれるのも受験の効果。これまで、撮った写真はブログなどに載せる<らいでしたが、これを機により積極的に写真と関わっていきたいと考えています。

《準1級》優秀個人賞

内田 隆介 さん(神奈川県)

 初めて一眼レフを手にしてから4年余り、本業の傍ら決して多くない撮影機会の中で、「もっといい写真が撮れたはず」と壁に当たる度に、書籍を元に試行錯誤しておりました。
 知識量にも一定の自信を持てるようになった昨年、本検定の存在を知りました。昨年の2級に続き今年は準1級を受験、優秀個人賞という思いがけない賞まで頂くことかできました。
 カメラ・写真の専門教育を受けたことはありませんので、受験準備の過程では自分で思っていた以上に知識の偏りがあることがわかりました。本検定受験とその対策は、弱い部分の知識を補うにはちょうどいい機会でした。同時に、正しく理解できている部分が思っていたよりも多かったことは安心感と自信に繋がりました。
 カメラを手に入れて間もなく行った海外旅行、残念なカットがあまりに多く悔しい思いをしましたが、今ならあの頃よりも少しだけ納得行くものが撮れそうな気がします。
 いずれは胸を張ってEXを受験できるよう、そして自分が惚れ込んでしまうような写真を撮れるよう、撮影技術と表現枝術を磨いていきたいと思います。

《準1級》優秀個人賞

内田 龍夫 さん(神奈川県)

 一眼レフカメラを使い始めてから約30年と経験は長いのですが、これまで自己流でしたので、勉強しなおすために受験しました。
 勉強してみてストロボやフィルター等の知識が足りなかったことに気付かされました。今回得られた知識を活かしてSNS映えする写真をたくさん撮っていきたいと思います。
 あと、カタログ用語が理解できるようになったので、カタログを見るのが以前よりも楽しくなり、いろいろ新しい機材が欲しくなりました(笑)。
 次は1級にチャレンジすることで、さらに写真撮影を楽しめるようになりたいと考えています。

《準1級》優秀個人賞

堀部 浩義 さん(東京都)

 写真は子供の頃から好きでずっと親しんでいました。
 大人になってからは仕事でも関わるようになり、自分の一部のような存在です。
 写真についてはある程度の知識はあると自負はしていましたが、実際、客観的に計るものさしはないと思います。
 そんな中、フォトマスター検定は非常に的確且つ客観的にそれを確かめることができるものだと思います。
 フォトマスターの受験は、今までの知識や経験を確認し、そしてそれらを今後の写真に生かす事ができる良いチャンスになると思います。

《準1級》優秀個人賞

藪元 健太 さん(大阪府)

 わたしは会社では主にビデオ制作業務を担当していますが、カメラを使うというつながりで、いつしか写真撮影業務も任されるようになりました。しかしながら、写真技術について学校や大学では学んでおらず、すべて独学でこなしています。仕事はなんとか形になってはいるものの、自分が手探りで身に付けたその技術が世間でどの程度通用するのか自信が持てず、その裏付けがほしくて、今回腕試しのつもりで本検定を受験しました。結果、準1級合格に加え、優秀個人賞を賜り、うれしく思います。
 検定の出題範囲は主にカメラ本体、レンズ、および撮影技術に関するものになっており、これは写真だけでなく「カメラを使う」ことに共通する基礎的な内容だと思います。
 実際の撮影では、そこにフレーミングやライティングといった感覚的な要素が加わり、さらに現像やレタッチなどのポスト処理まで含むことになります。また、これらの知識の多くは、写真のみならずビデオや3DCGといった様々な分野で応用が利くと思います。
 今後、カメラの進化は高画素化に加え、色情報の深化(HDR画像の一般化)、画像処理の高度化(AIや深層学習による自動化)、スチルカメラとビデオカメラのシームレス化、バーチャルリアリティー技術とのリンクなどが進むと見込まれます。その中で、カメラの構造や原理、撮影技術を知ることは、機器の進歩に適応する上で大切な基礎となるはずです。
 カメラ自体が賢くなり、専門知識が無くてもそれなりの写真が撮れてしまう時代になってきましたが、基礎を深く知ることは作品のレベルアップにもつながるのではないでしょうか。

《1級》最優秀個人賞

高嶋 誠 さん(奈良県)

 私は小学生の時に二眼レフ、中学生の時にレンジファインダー、高校生からはフィルム一眼レフ、そしてデジタル一眼とほぼ一通りのカメラを使ってきました。また、数年前に定年退職してからは写真撮影以外にも昔の傷んだ写真の修正や、今まで撮りためたフィルムのデジタル化を行っています。
 写真の技術については写真雑誌、カメラ関係の技術雑誌、専門書で学んできました。また、光学技術については、電器メーカーで光学機器関連の開発設計業務に携わっていた関係から基礎的なことは身についていました。
 フォトマスター検定については以前から知っており、前述の通りある程度の知識は持っていましたが受験するまでには至りませんでした。
 今回は、元同僚からフォトマスター検定を受験したいという相談を受けたことをきっかけに、現在の私の写真・カメラに関する知識が客観的にどの位のレベルか知りたくなったことと、さらに再度基礎から最新の技術まで学んで知識の補完を行いたくなり、その元同僚と二人で1級合格を目指しました。
 自分の勉強と同時に元同僚のための資料の作成と、その説明を同時進行させながら勉強をしました。人に教えることにより私自身もさらに知識が深くなるとともに、不鮮明だったところが鮮明になっていき、その結果両名とも無事に合格し、さらに私は最優秀個人賞までいただくことができ大変嬉しく思っています。
 これからもさらに原理を理解した上での知識を蓄積していくと共に、それらの知識を生かした撮影技術の向上、機能が向上する機材への対応により、思いにできるだけ近くなるような作品作りに邁進していきたいと思います。

《1級》優秀個人賞/《準1級》優秀個人賞

岡本 正 さん(神奈川県)

 フォトマスター検定を受験するきっかけとなったのは、何気なく立ち寄った本屋で「フォトマスター検定 合格」という受験の為のガイドブックを手にしたことでした。
 20代に一眼レフカメラを手にし、40年あまりカメラ、写真撮影を趣味としておりましたが、これといった何か実績があるわけではない自分でした。以前からフォトマスターという写真知識の認定制度があることは、気になっておりましたので、この本を手にしたことをよい機会と捉え、自分のカメラや撮影に対する知識の検証の為、受験することを思い立ちました。
 受験するからには合格を目指し4年分の過去問を入手、日々勉強を進める予定でしたが、実際には受験日まで残り期間が少なくなってからの対応になったのは何時ものこと、にもかかわらず準1級、1級ともに合格出来、さらに2階級ともに優秀個人賞を頂けた事は大変喜ばしく、また今後の写真活動の励みとなります。
 今回の受験は、自身の知識の確認のみならず、受験対策を進める中で写真関連知識の幅を広げるとともに、正しい知識を身につける事に役に立ち、またカメラや写真技術の趨勢を改めて知ることと成りました。
 今後は、写真活動の幅を広げ、しばらく行っていなかった写真展への参加やメディアへの投稿等を含め写真技術の向上を目指して、研鑽に努めて行こうと考えています。

《1級》優秀個人賞/《準1級》優秀個人賞

小薬 弘毅 さん(栃木県)

 「なんとなく面白そうだな」と思って高校の写真部に入部したのが、写真を趣味にするきっかけでした。高校を卒業後、大学でも写真部に所属し、現在は部長を任されています。
 立場上、後輩から写真に関する質問をされたり、指導をしたりすることが多くなり、もう一度しっかり写真について 学ぼうと思い、今回の受験を決めました。私が受験した1級と準1級の問題はなかなか手ごわく、3年前の大学入試以来、久しぶりに本気で試験勉強をしました。受験を決めた当初は知識があいまいで、解けない問題も多かったのですが、勉強を進めるうちに深く理解することができました。
 いま、無事に1級・準1級に合格することができてほっとしています。また、優秀個人賞をいただき、大変うれしく思っています。1級に合格したことで、今までより自信をもって後輩を指導できるようになりました。また、今回の受験で身に着けた知識は、普段写真を撮るときにも大いに役立っています。受験前より思い通りの写真を撮れるようになり、写真を撮ることがさらに楽しくなりました。
 今後は、後輩の指導に力を入れるとともに、自分自身の知識と技能にもさらなる磨きをかけていきたいと思っています。

《1級》優秀個人賞/《準1級》優秀個人賞

與谷 龍治 さん(愛知県)

 私は、大学の写真サークルに入会した事がきっかけで写真を始め、ゼロから始めるなら基礎から始めたい、じっくり1枚ずつ丁寧に撮影したいと思い、大判カメラを使用していました。
 最初は全然思う様に撮れませんでしたが、先輩のアドバイスを受けながら撮影を重ねていくうちに、照明機材等の扱いやフィルム現像技術も覚え、イメージ通りの写真に仕上げられるようになりました。
 現在では、主にデジタル一眼レフ機を使用し、手軽に持ち出せ撮れる様になった事もあり、人に教える機会が多くなりました。
 人に教える中で、フラッシュの光量計算など感覚でやっていた部分もあり、自信を持って分かり易く教えられる様に、知識の再確認と知識の幅をさらに広げられたらいいなと思い、フォトマスター検定を受検しました。
 検定合格を目標にテキストや解説書を読み進めていき、今まで間違えていた事に気付いたり、新しい実用的な知識が得られ、実際にカメラを使い試してみることでより理解が深まったと思います。
 また、フィルムカメラに関する内容もあったので、眠っていた大判カメラを数年ぶりに使うきっかけにもなり、撮影する楽しみが一層深まりました。
 結果として、目標達成でき1級および準1級共に優秀個人賞まで頂け、大変嬉しく、受検して本当に良かったなと感じております。
 今回の検定での成果を元に、さらに知識を深めると共に、技術や感性を磨き"写真の達人"フォトマスターEX認定を目指したいと思います。

《1級》優秀個人賞

小野村 麻郁 さん(神奈川県)

 今回、初めてフォトマスター検定を受験しました。普段、カメラ販売の仕事やカメラについての動画制作、動画配信、趣味での機械式カメラの分解修理等をやっているので、いきなり1級でも大丈夫だと思い受けることを決めました。しかし、思ったより知らないデータも多く、勉強は苦労しました。
 泣き言を言いながら勉強しましたが、合格と、さらに優秀個人賞まで受賞できてとても嬉しく思います。
 勉強に協力してくれたYouTubeチャンネルの視聴者様、テキストをくれた派遣会社の方、応援してくれたメーカー営業部の皆様、お世話になっている各店舗のカメラ担当の皆様、たまにしか出勤しないのに置いてくださっている中古カメラ店の皆様、一眼を始めるきっかけをくださったカメラマンのお友達、いつも私の興味の幅を広げて下さるカメラ仲間の皆様、自作レンズのための勉強でおかしな質問ばかりの私に丁寧に光学を教えてくださった光学の先生、顕微鏡・マクロ写真の腕を買ってアシスタントとしてお手伝いさせてくださった植物学の先生、そしていろいろ協力してくれる家族と友人たちにこの場を借りてお礼申し上げます。
 これからも、様々な活動を通じて、いろいろな人に写真やカメラの楽しさを伝えていけるように日々精進していきたいと思います。

《1級》優秀個人賞

山田 高 さん(大阪府)

 子供が生まれたのを機に、成長記録を少しでも綺麗に残したいという思いから、コンパクトデジカメから一眼レフカメラに買い替えてはや十数年。今まで、独学、噂、また聞きで得た知識を整理・再確認したいと思い、フォトマスター検定を受験しようと思い立ちました。
 実際、受験勉強をしていく中で、全く知らなかったこと、誤って覚えていたことなど、今までいかに曖昧な知識でカメラを触っていたかを思い知りました。ですので、試験の合格自体、駄目で元々と思っていましたので、今回、優秀個人賞をいただくことができて大変驚いています。とはいえ、まだまだ力不足ですので、今回の合格をスタートとしてこれからも学び続けていき、一層写真を楽しんでいきたいと思います。

《1級》優秀個人賞

山田 哲寛 さん(京都府)

 カメラメーカー勤務で設計開発の仕事に従事しています。
 フォトマスター検定の受験は2級を取得して以来9年ぶりになりますが、カメラ知識の体系化を目的に1級に挑戦する事にしました。
 過去問は最初は解けない問題ばかりでしたが、分からないことを地道に調べる過程で間違った解釈をしていることに気付いたり、知識を整理できたことも多く、自分がこれまでカバーできていなかった内容を効率よく身に付けるのに適した内容だったと思います。
 結果、1級に無事合格できたばかりか、思いもよらず優秀個人賞まで頂くことができ、大変うれしく思います。
 受賞をきっかけに興味を持った分野の知見をさらに広げ、それを作品にも活かせるようになりたいと考えています。

《1級》優秀個人賞

松本 秀則 さん(東京都)

 この度は栄えある賞を頂き、大変光栄に存じます。仕事で写真が必要になり、コンパクトカメラを手にしたのがカメラを始めたきっかけですが、職場にカメラ愛好家が多かったこと、また、妻にも趣味として勧められ、一眼レフを購入し、本格的に写真を撮り始めました。あまり撮影しない時期もありましたが、娘の誕生でまた本格的に撮り始め、今に至ります。
 今までは趣味で撮影してきましたが、依頼を受けて撮影する機会が増え、自分の知識・技術に不安を覚えました。そこで出会ったのがフォトマスター検定でした。目標を定めることによって、楽しみながら知識を習得していくことが出来ました。学びを進めるうちに、感覚的に操作していた部分が論理的に理解でき、自分が撮りたいイメージを具現化する力が身につきました。これからも学びを続け、人を笑顔にする写真を撮影したいと思います。
 末筆ながら、検定を運営して下さっている国際文化カレッジの皆様、また応援してくれた家族に感謝致します。ありがとうございました。

《1級》優秀個人賞

田村 浩敏 さん(東京都)

 デジタル一眼レフカメラを購入したのが3年半ほど前になります。花火大会や夜景・朝焼け・雲海などの風景、ブルーインパルスの航空ショー、野烏などの撮影にチャレンジして今ではカメラ撮影が一番の趣味になっています。
 ネット情報などをみて、同様な写真を自分の手で撮り納めたいという願望からいろいろと撮影してきました。マニュアルモード中心に露出調整を自分なりに試行錯誤していたのですが、ネットや雑誌に掲載されている作品のレベルには及ばない状況でした。そんなときに、ネットでフォトマスター検定のことを知り、この検定の勉強でカメラ上達を目指すことにしたのです。
 初めは、2級か準1級の受験を考えていたのですが、やはり1級に合格しないと満足できないと思うようになり、一気に1級受験を目指すことに切り替えました。1級に一発合格するために、過去問を全部購入して過年度分の1級問題を全て解いてみて、間違った箇所を集中的に確認して試験に備えました。
 フィルムやフォトレタッチなどに関しては知識も経験もなかったのですが、過去問に出ていたところを集中的に覚えました。
 試験結果は自己採点で9割取れていて優秀個人賞もいただくことができ、うれしい限りです。
 この検定の勉強のおかげでフォトレタッチ等にも関心が高まって、今ではRAWで撮ってからPCのフォトレタッチソフトでjpgに現像するパタ一ンが基本になるなど、カメラ・写真の楽しみの幅が拡がりました。

《1級》優秀個人賞

尾山 和也 さん(奈良県)

 一眼レフカメラ(フィルム・デジタル)、フォトレタッチソフトを頻繁に使うようになってから20年近くの間、カメラ・撮影関係の本を多く読みながら自分なリに研鑽してきたつもりでしたが、フォトマスター検定の問題を見て、写真史・現像・レンズの光学的知識等、知らないことが多く、知識の偏りが強いことを思い知らされました。
 これを改善するには受験が一番だと思い、今まで読んだことがなかった写真史やレンズ光学の本も加え、広く写真関係のことを再勉強しました。試験合格という目標もあり、楽しく広く知識が得ることができ、結果、優秀賞をいただくことができてうれしく思っています。(これからも、広く知識を得るよう取り組みたいと思います。)
 知らなかったこと、知っておくべきことに気づかせていただいたフォトマスター検定と事務局の方々に深く感謝いたします。また、フォトマスター検定は、撮影のために知っておくべき知識・技術を得るのに非常に良い手段だと、多くの方にお勧めできます。